「DNA修復機構で修復されるのに、なぜ、ガンになる人がいるのですか」と町会長。

「ウィキペディアの『DNA修復』によると、『DNA修復速度の細胞の加齢に伴う低下や、環境要因のよるDNA分子の損傷増大によりDNA修復がDNA損傷の発生に追いつかなくなると、・老化(細胞老化)と呼ばれる、不可逆な休眠状態に陥る・アポトーシスあるいはプログラム細胞死と呼ばれる、細胞の自殺が起こる・癌化のいずれかの運命をたどることになる』ということになります。」

「『正常な代謝の過程でも、1細胞につき1日あたり、最少で、50,000回は損傷が起こる』とすると、『DNA修復速度の加齢に伴う低下』が発ガンの最大の原因となるのではありませんか」と町会長。

「おっしゃる通りです。国立がん研究センターの『最新がん統計』というタイトルのウェブページに、『男女とも、おおよそ60歳代から増加し、高齢になるほど高い。60歳代以降は男性が女性より顕著に高い』という記載があり、添付のグラフから、60歳を過ぎると加齢に伴ってガンの死亡率が急増するようすが一目で分かります。」

「発ガンに対する最大の要因が加齢であるとすると、加齢に最大の発ガン性があるのではありませんか」と町会長。

「加齢は物質ではありませんが、加齢が発ガンの最大の要因であることは明らかです。」

「要するに、『正常な代謝の過程でも、1細胞につき1日あたり、最少で、50,000回は損傷が起こる』ため、加齢によるDNA修復機構の機能低下が発ガンの決定的な要因となっているということですね」と町会長。

「おっしゃる通りです。」

「それでは、『肝機能の低下がガンの最大の原因』というのは、先ほど言われたように、加齢に伴って肝機能が低下するためですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。腎臓と肝臓は余裕がある臓器なので、経絡の機能低下が進んでも、問題を感じるようになるのは40歳ごろからです。」

「しかし、国立がん研究センターの『最新がん統計』では、60歳を過ぎると加齢に伴ってガンによる死亡率が急増するということでしたね」と町会長。

「おっしゃる通りです。実は、国立がん研究センターの『最新がん統計』のページには、『がん罹患率~年齢による変化』というグラフがあるのですが、グラフを見ると25歳前からガンの罹患率がわずかながら上昇し始めます。」

「それでは、25歳ぐらいから肝機能が低下し始めるということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。『20歳ごろの腎臓の機能を100とすると、健康な人でも毎年1パーセントずつ低下していく』という話をしたのをご記憶だと思いますが、東洋医学によると、肝機能は腎機能に連動して低下します。」

「それでは、ガンの罹患率と肝機能低下は、一致しているということですか」と町会長。

「おっしゃる通りです。大酒飲みの肝機能低下は、加齢とともにひどくなるでしょうから、その点でも一致しています。」

「なぜ、肝機能低下でガンの罹患率が高くなるのですか」と町会長。

「東洋医学的には、肝機能が低下すると、肝経に属する筋肉や脳などのタンパク質の可動性が低下するからです。」

「その点が、さきほどから理解できないのですが」と町会長。 

2021/2/26

<氷期はラニーニャとともに到来する9>
温室効果は、CO2が、ビニールハウスのビニールのように地球を覆っているために起きるのではないことは、2年半ほど前に書いたが、ここでは、もう少し詳細に考察してみたい。

太陽光が大気を通過する時、大気中の水蒸気やチリ、二酸化炭素が近赤外線を吸収して温度が上がり、より多くの遠赤外線を放射するようになる。遠赤外線を吸収した大気中の水蒸気やチリ、二酸化炭素も温度が上がり、より多くの遠赤外線を放射するようなるが、熱源の太陽が沈むと放射量は次第に減衰していく。

海面や地表も太陽光の近赤外線を吸収して温度が上がると、大量の赤外線を放射するようになる。大気中の水蒸気やチリ、二酸化炭素は、海面や地表から放射される赤外線を吸収して温度が上がると、さらに、より多くの遠赤外線を放射するようになるが、熱源の太陽が沈むと放射量は次第に減衰していく。

厳密に言えば、赤外線は、原子や分子の熱運動により発生するので、絶対零度(-273℃)以上の全ての物質から放射されている。物質が放出する赤外線の波長は、温度が高いと短くなり、太陽のように高熱だと近赤外線を放射する。大気中の水蒸気やチリ、二酸化炭素のように温度が低いと遠赤外線を放射する。地表は高温になると、温度に応じた波長の赤外線を放射する。

赤外線の放射による熱の移動は、温度が高い方から低い方に向かって起こる。全体の物質が持つエネルギーの総和は熱が移動しても変わらないので、赤外線による熱の移動が拡散していくと、熱が移動して暖かくなった空間の温度は最終的には低下していく。熱が外部から供給されない限り、熱の拡散により温度は低下してしまう。

温暖化が進んでいるように感じる最大の原因は、太陽が日中にエネルギーを供給しているからだ。しかし、ミランコビッチ・サイクルにより地球が太陽から受けとるエネルギーの総量は低下しているのだ。<続く>

2024/2/15